【ジュニア】どう動いたらいいか分からない子へのアドバイス その2
技術は身についているものの
ドリブルすべきかパスすべきかキープすべきか判断が身についていない。
「どう動けばいいのだろう...」
と困っているお子さんいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでおじさん的動きかたのかんたんなヒントをひとつ。
それは「敵を自分にひきつける」ことです。
8対8、11対11。
サッカーは人数の決まっているスポーツです。
1人でも多くの敵をひきつけてからパスをすれば
その分だけ味方がフリーになれます。
よくこんなシーンを見ます。
センターバックがキーパーからボールを受ける。
センターバックは誰もプレスに来ていないのに前へボールを蹴ってしまいます。
ボールが蹴られた先の状況はどうでしょうか。
敵は7人味方は6人。
つまり「数的不利」です。(キーパーはのぞいています)
ではセンターバックが敵を2人ひきつけて蹴ったらたらどうでしょう。
敵は5人味方は6人の「数的有利」になります。
ただ蹴るプレーでも判断が1つ入るとマイボールになる確率は高まります。
子どものチームにボールを持つと判断せずに縦に蹴るセンターバックがいました。
その選手に「ボールを持ったらできるかぎり運んでからパスをしてみよう」と
声をかけたころ、マイボールの時間帯がぐっと増えました。
ボールを受けたら「敵が自分に引きつけられているか」考える。
引きつけられていればパスを。
引きつけられていなければドリブルやキープを。
動きかたの1つの判断基準になればと思います。